【7】西尾硝子鏡工業所の工場見学 切込

今回の西尾硝子鏡工業所工場見学のテーマは「切込」です。
切込という言葉自体は聞いたことがある方もいらっしゃるとは思いますが、ガラス加工での切込は、ドアや鍵を取り付ける際によく使われます。
矩形のガラス(または鏡)から一部分を切り離して作る加工が切込。エグリや切り欠きなどの名称で呼ばれることもあります。
切込ってどのようなシーンで使われるの?

引戸につける金物の鍵穴や、ドアにつける丁番など、扉としてガラスを使用する際に切込加工を行います。
「部屋の柱に鏡を設置する時に、カーテンレールなどがあって四角形の状態では鏡がつけられない…」というようなシーンに障害物を避ける際にも切込が使われることもあります。
切込ってどうやって加工するの?
工程を大きく分けると、
- 切り離す部分の位置出し
- 切り離す起点を作る
- ガラス同士を切り離す
の3つになります。
切込加工は、機械と手作業のハイブリットで行われています。
実際の切込加工を画像で解説します

始めの位置出しは、手作業で行います。

ガラスを切り離す起点は、穴あけ工場見学で紹介した穴あけの機械を使います!

このように切込の角の部分に丸い穴があきました。

穴をあけたら…穴の頂点と小口が垂直になるように結び、ガラスカッターでにゅうをいれます。


ガラスカッターでにゅうを入れたら、手でガラスを切断します。

次は、角周りの形をサンダーで整えたら完成です。
切欠の角を丸くする理由は?

丸で囲まれた角の部分が丸みを帯びています。
先ほど穴あけ機であけた丸穴の一部ですが、なぜ角を丸くするのでしょうか。
理由は、角を直角にすると、角にかかった力の逃げ場がなくなりガラスが割れてしまうから。
丸みをつけることで、角にかかる力の衝撃を分散させることができ、割れにくくなるのです!
今回は、切込について解説しました。
次回の更新をお楽しみに。

